ロルフメソッド体験者の声
Testimonials: Session

 ロルフメソッドの10セッションシリーズ(またはポスト10シリーズ)を終了されたクライアント様から
お寄せいただいた体験談(抜粋文)を、原文のままご紹介させていただいております。

No. 都道府県 年齢 性別 職業
体験談 26. 大阪府 40代 女性 フリーター
体験談 25. 大阪府 50代 女性 主婦
体験談 24. 和歌山県 40代 女性 飲食店経営
体験談 23. 大阪府 40代 女性 アロマセラピスト
体験談 22. 大阪府 40代 女性 講師
体験談 21. 大阪府堺市 30代 女性 鍼灸師
体験談 20. 京都府 10代 女性 中学生
体験談 19. 大阪府 岸和田市 35歳 女性 主婦
体験談 18. 大阪府 高石市 38歳 女性 生花店勤務
体験談 17. 大阪府 豊中市 35歳 男性 大学講師
体験談 16. 大阪府内 10代 女性 学生の保護者様より
体験談 15. 大阪府 守口市 37歳 女性 マッサージセラピスト
体験談 14. 大阪府 岸和田市 47歳 女性 会社員
体験談 13. 大阪府 阪南市 40歳 女性 公務員
体験談 12. 大阪府 大阪市 51歳 女性 医師
体験談 11. 大阪市 泉南郡 27歳 女性 会社員
体験談 10. 京都市 上京区 29歳 男性 大学院生
体験談 09. 大阪府 堺市 35歳 男性 会社員
体験談 08. 岡山県 津山市 34歳 男性 大学院生
体験談 07. 大阪府 東大阪市 44歳 女性 染織家
体験談 06. 大阪府 泉南郡 50歳 男性 障害者施設職員
体験談 05. 大阪市 西区 22歳 女性 会社員
体験談 04. 京都市 東山区 42歳 男性 会社員
体験談 03. 奈良県 生駒市 43歳 女性 太極拳教師
体験談 02. 兵庫県 神戸市 49歳 女性 主婦
体験談 01. 大阪府 和泉市 29歳 女性 販売員(10セッションレポート)

触れてください
私があなたのそばを通るとき
手のひらで 私のからだに触れてください
私のからだを恐れないで ———

ウォルト・ホイットマン  ( Leaves of Grass 1861, 1867 )

体験談26. 大阪府 40代女性 フリーター

私がロルフメソッドを知り、興味を持ったのは、数年前に遡ります。
システムエンジニアとして働いていた43歳の頃、ガンを患いましたが、簡単な手術だけで放射線治療をする事も薬すら飲む事もなく、間もなく職場復帰。人生、いろんな事があり過ぎて、心身共にとても疲れていた頃でした。自分がどうしてガンになったのか、ガンになるほど自分を追い詰めてしまった自分、抱えているトラウマや栄養失調・胃腸障害などから引き起こされている様々な不調・・。そんなものと向き合って解決していこうと決めました。おだやかな自分を取り戻そうと。その後、暫くはガンを再発させない体質に変える為、良さそうなものを調べては試行錯誤していました。

▼つづきを読む

漢方、鍼灸、マッサージ、アロマ、レメディー、フラワーエッセンス、ヨガ、気功、フェルデンクライス、等々。その途中、ロルフメソッドを知りました。退職後、体力も気力も消耗しきって暫くは何も出来なくて、一時期は体重も30キロを切るまで落ちたりしましたが、食事療法で少し落ち着き、ガン術後、5年経っていたというところでロルフメソッドを受ける事を決め、半年ほど前に10回セッションの申し込みをさせて頂いたというような流れでした。
10回のセッションが始まり、体と心が劇的に変わっていくのが感じられ、私は毎回、驚きと感謝で一杯になりました。即効性があるものとは思っていなかったのですが、セッション後から姿勢や体つきが変わり、歩き方が変わり、心身が柔らかくなり、血行が良くなっていきました。それまで体のあちこちに不調や不具合を起こしていました。血流は滞り、血液は汚れ、体温や免疫力は落ち、ガンにまでなって。どんな療法を試しても血流を良くする事も体を柔らかくする事も出来ませんでした。ロルフメソッドによって再教育された私は劇的に変わりました。数え切れない位に変わったのですが、主に、右と左の足のバランスが良くなったという事、傾いていた骨盤が正しい位置に改善された事、肩甲骨が自由になった事、呼吸が楽になった事、そして、楽に歩けるようになったという事でしょうか。新しい体を頂いたような感じがしていて、それ以前の自分とは明らかに違っています。と同時に、心も変わった事が感じられます。これまでのトラウマや思考のクセはまだ残っています。でも、何かあっても以前より早く平常心に戻るようになっているように感じられます。「何があっても大丈夫。重力と良い関係でいる今の自分は、もう昔のあの体の頃の自分ではないのだから。」と、気が付いたらそんな事を心の中で呟いている自分がいるのです。そんな自分に気付く度に、自分で「私、強くなったな」と感じるのです。こんな力強い事はありません。そして、前職の仕事で疲れ切って以来、心身に集中し辛くなっていたのですが、心と体に集中しやすくなったのも嬉しいです。日々、心と体と、対話出来るようになりました。セッション最後の日、先生が私に「今日は10回のセッションの終わりだけど、これから変化が続いていくので始まりでもある」とおっしゃいました。ですので、こうして毎日、日々、新しくなっていく自分と楽しんで付き合っています。私には今後もロルフメソッドが必要であり、もっと深く知っていきたいという思いもありますので、これからもこの出会いを大切にお付き合いさせて頂こうと思っています。
本当に良い授業の中で良いセッション、良い経験をさせて頂けた事に感謝しています(編集者注:この方は、当方の講座でモデルクライアントとして10回の基本セッションを受けられました)。授業では最初は緊張していましたが、いつの間にか自分が授業の場に溶け込んでいたような感覚があり、居心地が良くなり、皆さんにお会いしてセッションを受ける時間が好きな時間となっていました。この事自体、元来、人と居て落ち着くという事など滅多にない私にとってはとても不思議な事でした。先生、皆さま、有難うございました。心より感謝申し上げます。そして、今後ともよろしくお願いいたします。

▲おりたたむ

体験談25. 大阪府 50代女性 主婦

セッションでは、大変お世話になりました。
長い間、他人や状況によって強く左右され、芯がない抜け殻のような自分にうんざりしておりました。病気、家族、仕事の問題、ペットの死、、、若くはない人生の普通の通り道なのですが、そのたびトラブルと一体化して打ちのめされる始末。(ロルフメソッドを)受けていくうちに、雑であった身体のエネルギーが整い滑らかに流れて、節々をつくっている感情の滞りが薄くなっていきました。緩やかになったエネルギーの波の中で、気持よく瞑想状態に入ったり、勝手に湧き上がる感情の器である自分を再認識するひと時でした。緊張感が減り、よく笑うようになりました。やはり感情に支配され、つまらない問題に心が乱されますが、まあいいかと流せたり、どっちでもいいことが増えました。先人の到達した真実へと至るメソッドと、その継承者に感謝します。

体験談24. 和歌山県 40代女性 飲食店経営

この度はありがとうございました。
前回のセッション(ベイシック10シリーズ)で充分すぎる程ダイナミックな変容をさせて頂いたと思っていましたが、今回のセッション(ポスト10スリーシリーズ)はそれ以上というか、全く次元が違ったもののように感じました。前回は人間、人の身体というものにフォーカスしてアプローチして下さり、今回は私個人にフォーカスして頂いたというか、掘り起こして頂いたというか… あれから約3か月経ちましたが、最初の頃は怒りだったりネガティブなことで私を再確認するようなことがたくさん起こりました。(ex.列に並んで長い間待っているのに自分の順番が来る直前に割り込みされたり)なんとなく怒り方も変わったような気がします。(思いっきり怒り、その後はあとを引かない。怒った後にも、後悔だったり反省したりしない。ネガティブなことに対して完了するのが上手になりました)わかりやすい身体の変化は、土ふまずが出来たこと、疲れにくくなったこと、自分の姿勢(輪郭)がはっきりしたような気がすること、などがあります。

▼つづきを読む

あと、びっくりしているのは、女性らしくなったとたくさんの人に言われます。そして今回セッションを受けて一番驚いているのは、今まで学んだり、知識として自分にあったこと(観念的なことだったり、哲学的な、感覚的なことや考え)が体とつながり、体から体感として現れたことです。うまく説明できないのがもどかしいのですが、この体験はとても衝撃的で、このおかげで自分の内側にあった不安や怖れというものが、ほとんどなくなってしまいました。もちろん日々心は動きますし、いろんな感情はわきますが、それは瞬間的なもので、ずっと継続する(持ち続ける)ものではなくなりました。なので、自分の深い部分ではいつもくつろいでいられているような気がしています。これがまた何か形が変わっていくのか、それとも変わらないのか、それも楽しみに過ごしていきたいと思っています。
できれば、年明けくらいにチェックして頂ければと思っています。
また、連絡させて頂きます。
ありがとうございました。

▲おりたたむ

体験談23. 大阪府 40代女性 アロマセラピスト

知人の紹介で、はっきり何をするのか分からず、とりあえず受けてみようという感じで受けました。目的はぼんやりと、体を緩めることだったと思います。初回のカウンセリングで自分の怪我歴をお話ししたところ、そんなに怪我の多い人は珍しいと言われ、そんな衝撃を多く受けた体で果たして他の方と同じ回数で良くなるのかな?やっぱり無理かな…なんて思っていました。でも初回のセッションで呼吸が楽になるのをすぐに体感し、その後のセッションでも毎回テーマに沿った部分の反応や違いを感じることができました。最後のセッションでは、天頂から吊るされているような感覚がありました。当初の目的であった体を緩めることは、肩こり頭痛もあまり起こらなくなり、思考面でも思い込みを少しずつ手放すことができ始めたように思います。まだまだこれから変われる自分を、今後も楽しみながら感じていきたいと思います。
ありがとうございました。

体験談22. 大阪府 40代女性 講師

日常生活のなかで心身のストレスが高まると、胸や背中が痛く苦しくなることが、子どもの頃から度々ありました。ひどい時には、呼吸困難と強い胸の痛みが起こることもありましたが、病院にかかってもいつも原因が分からず、どうにも出来ませんでした。8年ほど前からセッションを受けるようになり、そのようなツライ状態になることは随分減ったのですが、ここ数ヶ月は仕事もかなり忙しく精神的にも肉体的にも疲労が重なっていたせいか、息を吸うと左の胸が激しく痛み、深く息を吸うことができず、夜も眠れなくなっていました。今回はポストテンセッションを受けました。最初、左を上にして横向きに寝るようにと先生から指示がありました。その日私は、息を少しでも吸うと左の胸の奥と全体に刺すような痛みがある状態だったのですが、先生が左の骨盤を調整しはじめると急に息が吸えるようになりました。

▼つづきを読む

「なんで骨盤なのに呼吸が楽になるの???」と不思議でした。セッションが進むにつれて、ガチガチだった身体が緩んで動くようになり、どんどん楽になっていくのが自分でも分かりました。その一方で、自分の深い場所から、「母親に対する怒り」とか「良い人ぶっていないで、本当はもっと自分らしく奔放に生きたい!」というような感情的な思いが溢れ出て止まらず、涙がたくさん出てきました。身体がムズムズしてじっとして居られず、セッションをいつものように心地よく受けることが難しくて、先生に申し訳ない気持ちで一杯だったのですが、しばらくして先生が、「身体と心は、いつも一致して変化して行けるとは限らない。身体に遅れて、心が後からついて行くということも多いから大丈夫。」というようなことを言ってくれました。言葉で伝えなくても理解されていると安心し、気持ちがスーッと楽になりました。セッションを受けた日の夜は、久しぶりに良く眠れました。次の日は一日中眠かったり、身体がムズムズしたりする感じもありましたが、その次の日にはスッキリして、今は胸の痛みも完全に無くなり、息が深く吸えるようになっています。良い意味でカラッポになったというか、いろいろリセットされて幸福感だけがあるという感じです。何度も助けて頂き本当に感謝しています。
次回もよろしくお願いします。ありがとうございました。

▲おりたたむ

体験談21. 大阪府堺市 30代女性 鍼灸師

10年前より不眠症になり、睡眠薬なしでは眠れない状態でした。一回目のセッションを受けるとおおげさではないのですが、今までどうでも良い事を気にしていたのだなあと気づく変化がありました。毎回のセッションはとても楽しく、終わった後はとても心地よい疲れがありました。お薬なしでもぐっすり眠れるようになりました。薬で眠っていたときより、今のほうが朝もすっきりと起きられて、ご飯もとってもおいしく食べられるようになりました。セッションを受けるにあたり、最後の7~8回目はとても歩くことが楽しく、立っている姿にもとても自信が持て、息も以前より深く吸えている感じがしています。自分に自信がなかったのですが、「睡眠薬から卒業できた」という自信が持てるようになり、できない事はないのだ。という気持ちになりました。これからもずっとお世話になりたいと思っています。

体験談20. 京都府 10代女性

私は側湾症で、コルセットをつけないといけない毎日で、とても辛かったです。ですが、バレエの先生に紹介していただき、コルセット以外に治療法があると知り、とても明るい気持ちになりました。先生に「一緒に頑張りましょう」と言ってもらった時、とても嬉しかったです。こんなに親身になってワークしていただき、ありがとうございました。セッションの後、眠たくなったり、しんどくなったりしたけど、それは体が変わっていくサインだと知りました。セッションを10回終え、背が伸びたり、足が細くなったり、それより、背ぼねが真直ぐになったことがびっくりしたし、嬉しかったです。本当に感謝しています。バレエの先生にも「日に日によくなっているよ」と言っていただきました。ありがとうございました。
(以下、保護者様より)
昨年はお世話になり、心より感謝申し上げます。この病気になった日から、親子で悩み、本当に暗かった気持が今ではうそのように晴れやかになり、受験も無事に終え、春からは高校生になることが出来るのが、何より嬉しく思っております。今後、側湾が進むことは無いだろう、とおっしゃっていただき、心から安心して生活することが出来、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。今後も末永くお世話になりたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。

体験談19. 大阪府岸和田市 35歳女性 主婦

10年以上続いていた肩こりや足腰の痛みに悩まされることがなくなった。身体の痛みや不調というものは、どんどんひどくなり、そのうち歩くこともままならなくなるのだと思っていたが、セッションを受け進むうちに、いつでも元の健康な身体を取り戻すことができる可能性が自分にあるのだと知った。生きることに前向きになり、自分に自信がついた。また、いろんなことにチャレンジできるようになり、人生が以前より楽しく明るいものと思えるようになった。風邪や感染症にかかることがほとんどなくなり、病院にほとんど行かなくなった。ロルフ・メソッドを受けたのちに、長年連れ添っていたパートナーと結婚し、その後、子供まで授かることができた。これには他の要因も関わっているかも知れないが、私としてはロルフ・メソッドを受け続けたことが大きく影響しているのではないかと感じている。日常生活を送る中で何か困難なことにぶち当たっても、「必ずこの苦境から脱出することができる」、「元のバランスを取り戻すことができる」と思えるようになった。以前のように気持が落ち込んで、そこから二度と立ち上がれなくなるという感覚に陥ることがなくなった。

体験談18. 大阪府高石市 38歳女性 生花店勤務

生花店で14年勤務し、これまでは体力にも自信があり、少しくらい身体が不調でも大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせながら無理をし続けてきました。人見知りも激しくいつも不安で自信の無かった私が、勤務1年経たない時から責任のある立場となり、精神的にも無理をしながらの毎日でした。仕事柄身体を使う為、万年腰痛で、膝の痛み、首の痛み、健症炎?腕と指に痛みがありました。ずっと我慢して来ましたが、我慢も限界、何をする気力も無く、身体は重くて思うようになりません。

▼つづきを読む

セッションを受け、身体の隅々まで感覚がはっきりして、深く呼吸が出来て、そしてなんだか楽しくなって顔がほころんでしまう自分がとても不思議でした。そして歩いていると身体の中心が燃えるように熱くなり、とても心地よくなりました。1度受けただけなのに、腰痛・腕・膝の痛みが緩和され、首の上の頭と胴体がバラバラに感じていたのが、なんとなく繋がった感じでした。それからの毎日は、猛烈にお腹が空いたり、眠くなったり、身体が軽くなったり、毎回受ける度に、自分の身体の変化を感じながらの3ヶ月でした。そして、10回目を終えて、今は自分の身体でいる事がとても心地良く、生き返った感じです。心は穏やかで、落ち着きました。前より沢山食べているのですが、痩せたかもしれません(笑)。先生はセッションの間、とても集中しておられましたが、私のどうでもいいような質問にも真剣に答えて下さいました。身体の説明などはユニークで、独特の表現だったのですが、とても分かり易くて楽しかったです。いつも自分の中にある答えを見つけ出すように、指導して頂いたと思います。そして、心と身体、自分の考えや思い全てが繋がっている事を学びました。痛みをかばいながら、我慢して平気な振りをしていた以前の自分とは思えません。まっすぐ立って、自由に身体が動かせて、当たり前に思っていた事ができる幸せを実感して、感謝の気持ちで一杯です。まだこれから新しく変化する身体を楽しみたいと思います。とても貴重な経験でした。
本当に有難うございました。素晴らしい施術の継承者として、これからのご活躍をお祈りいたします。

▲おりたたむ

体験談17. 大阪府豊中市 35歳男性 大学講師

第1回目にセッションを受けたとき、何か表現しがたい変化が体に起こるのが感じられました。生活上、仕事上を含め、大きな変化がありました。第2回目にセッション後にあらわれたのは、体の表層が柔軟になり、いろんな動きの可能性が内から湧きつつある、そんな感覚でした。そして、その数日後に開催された筋膜リリース・ワークショップに参加し、セッションの原理を学ぶことで、その感覚は自分のなかで確固としたものになりました。ワークが進むことにより、クライアントの体の構造が柔軟に変化すると、その人の潜在的な可能性が引き出される。以前は、前に進むのが困難であったのが、より楽に前進できるようになる。それまで不可能と思えた事に対し、アクセスが可能になる。それが、ひいてはその人の精神にプラスの影響を及ぼしていく…と。

▼つづきを読む

それから続けてセッションを受けるなかで、まるで「音を立てるように」全身の編成が変わっていくのを実感しました。そうして現在まで1年間半、コンスタントにセッションを受け続けた結果、当初抱いた感覚はその通りであったと確信しています。それに加え、この間に私自身のなかで生じた変化は、次のようなものです。以前の自分と比べ、自分の軸がはっきりとして、体の動きや機能が「明晰」になったと感じられること。そして、明確に意思を「通せる」ようになったこと。つまり、自分の中で必然的に、何か行動を起こそうと考えたとき、以前のように逡巡を経ることなく行動に移せる、そんな感じです。
体の状態と心理状態は分かちがたく結びついているのでしょう。体のねじれや機能上の不要物が取り除かれることによって、より研ぎ澄まされた意思と行動があらわれてきたのかもしれません。それとともに、身体面でも心理面でも、以前よりしなやかさが得られたのは大きいです。周りの状況の変化に対して、柔軟に、しかし芯のある対応ができるようになったと思います。こうした経験をもたらして下さった先生に感謝しています。

▲おりたたむ

体験談16. 大阪府内 側彎症でご来所された10代学生の保護者様より

この度は娘がお世話になりありがとうございました。昨日、添付により施術前、後の写真拝見致しました。こんなに変わっている娘の姿に、娘を含め家族全員感激いたしております。
思えば昨年夏、いつもの外科への定期診断を受けた夜いつものように娘の機嫌が悪く”進行している”との旨、かなり落ち込んでおりました。そのよる、ふと気がつくと娘が布団をかぶりむせび泣いていました。親としてはどうすることも出来ず、ただ家内と泣くだけでした。そして、何とかしてやらねば、何とかなるのでは、と思いインターネットで検索して目に付いたのが”ロルフ”という新しいカイロでした。娘にいうとすぐに乗ってくれました。
毎回、車で送り迎えを行いましたが、やはり本音結構痛かったらしいです。家を出る時は、いつも車で寝ているか、不機嫌でした。しかし、施術が終わりマンションの前に迎えに行くと元気で明るい娘が姿勢正しく、岡田様の話などで盛り上がっておりました。 その度に”ここに来て良かった”と思っておりました。
我々、一般人にはあまり楽な金額ではなく(ただ、家内や娘の話を聞けば、その金額では割に合わないようにも思います)、ただ、娘の身体が元に戻ってくれればという願いだけでした。悩んで、苦しんで、ここに辿り着けた事を本当に良かったと思います。まだ子どものような娘に対して丁寧に身体のことも理解できるように接して頂き、心から感謝いたしております。
今後とも、長いお付き合いとなりますが、よろしくお願いいたします。
〔原文のまま〕

体験談15. 大阪府守口市 37歳女性 マッサージセラピスト

10シリーズが終わってから早10日、色々と変化していくのを感じています。
セッション前半は普段の姿勢や体の使い方についての気付きが多かったです。気付きはするものの自分のものにすることができず色々と試行錯誤していました。セッション5ではそれまでセッション中は色々分析しながら受けていたのですが、前日の寝不足で頭が働かず分析する気力も無く、「もう、どうでもいいや」という思いで受けたところ今まで無意識に働いていた緊張が取れたのか膝や足首を曲げる時に身体のどの部分にも力み無く曲げれたことにすごく驚きました。これが身体本来の動きなのか!と感動したのを覚えています。
セッション7、8を受けたあたりから普段の座り方に居心地の悪さを覚え、坐骨の上で座る方が心地良くなり自然と座り直すことが多くなりました。セッションを受け身体のバランスを整えてもらった後程、長い間坐骨で座っていられバランスの崩れがきつくなるほど坐骨で座っていられなくなることが分り良い姿勢を保つ為の良い指標を得ました。セッション9で思考に変化が現れ、セッション10が終わってから数日をかけてこの10シリーズを受けるにあたり期待する事の一つにあげていた「ポジティブになりたい」という願いが叶ったようです。ここ最近、何の理由や確証もないのに「自分は大丈夫!何もかもうまくいく!」と思えるんです。

▼つづきを読む

この前向きな考えは私の「~しなければならない」という考え方にもちょっとした変化を与えたようです。この「~しなければならない」というのは、実際はそんなに義務的にすべき事でもないのに癖で何か行動する度にそう考えてしまっているなぁと気付いたものの直しにくいと思っていました。以前なら、「したくないけどしなけきゃ」とか「行きたくないけど行った方がいい」と思考がネガティブで嫌々していたことが、今では「今しといたら後が楽やし」とか「行けばいい事あるかも」と「~しなければならない」という考え方自体は変わってないのですが捉え方や理由付けに変化がありました。そして何より「そんな急に無理して変えていかなくてもちょっとずつでええか~」と、思えるようになっていました。また、物事に取り掛かるのも早くなった気がしますし、物の処分にも以前より潔いというか思いっきりよく出来るようにようになりました。今までじっくりと自分について考えたことなどありませんでした。というか、考えようともしませんでした。セッション中も意図的に考えるつもりなどありませんでしたが、セッションが進むにつれて少しずつ自分と向き合う時間が増え次第に楽しくなっていきました。そして最後のセッションの時には「もう次がないってことは自分でこの時間を作らないとなぁ」と思いながらセッションを終わったのを覚えています。この10シリーズを受ける前は身体のバランスがよくなり、腰痛などなくなればいいなぁと身体的に良くなることを期待していましたが自分の内面がここまで変わるとは予想していませんでした。ここにきて初めてワークショップで言われていた「身体の歪みが内的にも影響を与える」ことを実感しました。
とても楽しい時間を与えて頂き有難うございました&今後とも宜しくお願いします。

▲おりたたむ

体験談14. 大阪府岸和田市 47歳女性 会社員

2004年7月から2005年2月にかけて7回、2006年11月から2007年3月にかけて5回、合計12回ワンクールのセッションを受けました。
すべてのセッションが完了してちょうど半年、現在、ふとした日常の中で感じている変化で一番楽しんでいることは、『歩く動作』 です。歩いているとき、以前の私の動きと全く変わっている動作は、『手を振って』 歩けるということです。ふつう人が歩くとき、両手が前後に振られるのは自然なことと思いますが、私は小さい頃から両手は殆どゆれず、『静かに』 歩くのが私のスタイルでそれが当り前、そのことを 『落ち着いている』 と少しいいように解釈し気に留めていませんでした。セッションの11回目(10回目??)が終わったあと、腕が急に軽くなり、歩いているとき、自分自身を 『元気に』 感じるようになって、驚きました。こわばって体に貼り付いていた腕が自由になったようで。

▼つづきを読む

こういう感じは今も続いていて、体が 『元気』 というより、歩いていて 『楽しい』、トトロのメロディー? だったか、小さな女の子が元気いっぱい 『歩こ~、歩こ~、ワタシは、ゲンキー♪』 と両腕の動きにつれて私が元気になっていくように感じています。今回のワンクールは、私にとって2度目の体験です。今回の1回目を受けた直後、体の変化はよくわかりませんでしたが、心の動きにはっきり変化を感じて、『ナ、ナンダ~~?』と驚きました。とても感じやすくなり、自然の中にいるときとか、美しいものに触れたとき、何だか感動して、じわーっと涙が出て驚きました。次のセッションでそのことを話すと、『体が開いたんですね。』 とおっしゃり、何かフにおちるように思いました。体の閉じていた何かがポンと開いて、心もそれに連れて開いた感じでしょうか?変化がいろいろ動く中、私自身はどこか静かにそれを受けとめているような、腰から足にかけて、しっかりとゆれる私を支えていくように変わっていくのを感じました。7回目のが終わって少しして、私自身の環境が大きく変わり、1年以上に渡ってセッションをお休みしました。2006年11月に、残りのセッションがスタートしました。久しぶりにセッションを受けて、とてもビックリしたのは、手から受ける印象が全く違う・・・ 別の人の手のように感じたことです。手から流れてくるものが暖かく、精密で、より深くなったように思いました。私には元々呼吸器の疾患があって、ここ数年は、息をしても、止めても、しんどくて、それが私にとっての常態。そのことに対して、もう抵抗していない、悪くいったら、あきらめたような感覚がありました。そのときのセッションは、背中を中心に行われたと思いますが、あとで、『少し胸の辺りを広げることを意識しました』 と伝えられました。その晩から3日間、呼吸するのが楽で楽で、息をしているだけで幸せを感じ、前の状態を当り前と思っていたけど、よくあのしんどいのを耐え、ガマンしてたんだナーと思いました。それと、人といて気楽に触れ合い、つながる感覚が強くなったように思いました。8回目から9回目のセッションまでの間、毎日とてもおなかがすいて、食欲が一気に増えました。生命力が強まったと思いました。9回目が終わって、下腹の辺りがどっしりとしたかんじ、体の軸が定まったというか、以前より腹がすわった感覚がしばらく続き、ちょうど新年を迎えた頃で、今年1年の抱負を決めました。3月に全てのセッションが終了。1ヶ月ほどたったとき、これまで生きてきた自分の在り方を振り返る機会があり、その後3ヶ月近く深く落ちこみ、かろうじて仕事に行って、何とか生きているという日々が続きました。夏を迎えてようやく普通に生活できるようになって、気がつくと手を振って元気に歩き、人といて以前よりずっとリラックスし、よくおなかを抱えて笑うことが増えてるナーと思います。内面を見ていく努力をし、支えてくれる人達や機会に恵まれたからには違いないのですが、ロルフメソッドの作用、肉体面からの支えは大きいように思います。7月には呼吸器の精密検査を受けました。体に現れている疾患の状態にも係らず、機能面は 『正常の範囲』だそうで、今後も医療面を含め、充分なケアは必要ですが、医師に機能検査の結果が良いことを不思議がられた時、『あ、セッションのお蔭や・・・』 という思いがよぎりました。最後に、心からの感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございました。

▲おりたたむ

体験談13. 大阪府阪南市 40歳女性 公務員

ここ数年、病気というほどではないのですが、疲れやすくどことなくすっきりしない状態が続いていました。また、年々身体と心が離れていくような気がしていました。自分の身体でありながら、自分の身体と認識していない —例えば鏡を見ても自分の姿が映っているように思えない— そういう情況の中で、気功を始めたり、太極拳をやってみたり、鍼灸に通ってみたりしていました。しかし、日ごとにそういう状態がひどくなっていきました。そんな時、偶然に雑誌を見て、「ロルフィング」 という言葉を知り、早速インターネットで調べてみたら、近くに先生がいらっしゃるということがわかりました。普段は、かなり慎重な性格なので、そういう情報があっても、まずは色々調べてみて、自分が納得するまで行ってみようなんて考えたりする事はないのですが、とにかく自分のそういう状態が 「これ以上我慢できない」 所まできていたようで、すぐに先生に連絡を取り、2日後にはみていただく事になりました。当日、初めてお会いしたのですが、正直言って男性に施術を受ける事には、ちょっと抵抗がありました。そのあたりのことを正直にお伝えすると、「人間対人間というふうに考えてみてください」 と言われセッションが始まりました。

▼つづきを読む

いろんなマッサージなどを受けてきて、何をやってもそんなに効果が無かったので、正直そんなに期待していませんでした。でも、1回目のセッションが終わって一番に感じたのは 「自分の足でしっかり立っている」感覚がもてたことでした。うまくいえないのですが、それまでは足の感覚 (もちろんちゃんと普通には感じているのですが) を意識した事はありませんでした。その不思議な感覚にビックリして、次はどうなるのだろうという期待の中で10回のセッションが進んでいきました。身体の表面の緊張を緩める最初の段階が終わり、身体の内部に働きかけるセッションのときなど(多分4回目)、触れている場所とは全然違うところが痙攣して、自分自身ビックリしたりしました。ほぼ2週間おきに通ったのですが、こんなに毎回、毎回何かを感じる事ができるセッションは受けた事がありませんでした。10回が終わってみてとにかく感じる事は、「自分の身体を取り戻した」 という感じです。それと、身体の中心にしっかりと軸ができたという感じです。太極拳などでよく 「頭のてっぺんから糸で引っ張られているように背筋を伸ばす」 とか言われるのですが、それがどういうことかやっとわかった気がします。また、ピラティスもやってみたりしているのですが、自分の身体を感じながら動かす事ができるようになったと思います。10回が終わった時、先生から「この後も時間をかけて身体が変っていくはずです」 と言われた事が今は楽しみです。また、次回先生にお会いできる事を楽しみに、その時にはどんな風な変化があったのかをちゃんと報告できるように、自分の身体を意識して見つめていきたいと思います。本当にお世話になり、ありがとうございました。

▲おりたたむ

体験談12. 大阪府大阪市 51歳女性 医師

以前よりロルフィングに興味があり、友人より勧められセッションを受けてみることにしました。ロルフィングを受けた事のある他の何人かの友人達から “ロルフィングはとても痛いのよ”と聞かされていたので覚悟していたのですが、実際にはさほど痛くなく、時々眠ってしまう事もありました。
セッションが進むにつれ、呼吸をするのがとても楽になりました。これまでほとんど空気が吸えていなかったことに気づき、運動や歌を歌うことが苦手であったのもこれが一因であったと納得いたしました。人前で歌を歌うなんてとんでもないことだったのに、カラオケで歌ってる自分に驚きです。
わずか10回のセッションで、何十年とかかってできあがった筋肉の硬直や骨格のゆがみが矯正され、良い状態が持続するのが不思議でもあり、素晴らしいと思いました。ロルフ・メソッドを受けられてラッキーでした。

体験談11. 大阪府泉南郡 27歳女性 会社員

私がこのボディーワークをはじめようと思ったきっかけは、知り合いの方からの紹介でした。私の場合、肩凝りや腰痛がひどく、日々ストレスを感じながらの生活が少しでも改善されれば、との思いで通うようになりました。初日はとても衝撃でした。簡単なカウンセリングの後ワークが始まるのですが、単にマッサージをされるのかな、くらいに思っていたのが、身体の一ヶ所に指をあて、ゆっくりと内側に語りかける様に働きかけてくるのです。それだけで呼吸がずいぶん変わりました。今まで、呼吸なんて意識したことがなかったのですが、深呼吸ができるようになり、それがいかに全身をリラックスさせるか、ゆとりをもたらすかという事に、本当に気付いた事が嬉しかったです。そして、この呼吸がこれから大事な意味を持ってくるのです。何回か受けているうちに、肉体的な悩み(肩凝りや腰痛)はいつの間にか消えていました。さらに私の場合は精神的な緊張からくるストレスも多く、それがやはり身体に現れていたようで、毎回ていねいに調整していきました。こうしてゆっくりとワークが進み、約半年で終了し、その中で気付いた事がひとつあります。それは、受身ではワークの意味がない、という事です。マットに寝転んでいる時間は多く、油断すると眠くなる程気持ちよくなってきますが、触れられている指先からの身体の反応に集中すると、何かが動いたり、気持ちの変化に気付きます。その少しの反応を私は楽しんでいました。約90分のワークの時間は、自分と向き合える時間でもあり、大変貴重な時間だったと思います。ワークが終了しても身体はどんどん変化するそうで、それも楽しみです。
最後に、いつもわかりやすい説明で、時にはおもしろおかしく話をしてくれた○○様、本当にありがとうございました。

体験談10. 京都市上京区 29歳男性 大学院生

ロルフメソッドは知人にすすめられて初めて知りました。猫背を改善したかったことと、ロルフィングをすることで精神面にも影響があることを聞いてとても興味を持ち、受けてみようと思いました。セッションが終わった後に、胸が膨らむようになっていたり、撮影した写真を見て、以前より身体がすっと伸びていたりしていて、身体感覚が鈍い私でも変化がわかるので、毎回のセッションが楽しみでした。セッションを始めてから別のボディワークの先生に 「体の歪みがなくなりましたね」 と言われました。あと何人かに 「白くなったね」 と言われました。確かに写真で自分で見ても肌が明るい発色をしているのがわかります。10セッションが終わったときに先生に 「今、スタート地点に立ったと言えるかもしれません」 と言われましたが、その後一ヶ月たった今から振り返ってみて、その通りだなと思います。10セッションでは、自分の可能性や変化の土台を拡げてもらったり、これから自分で身体や心とかかわっていくきっかけをもらったと感じています。ありがとうございました。

体験談9. 大阪府堺市 35歳男性 会社員

「(自分に必要な)答えは自分の中にある」・・・それを実感出来た事が私がロルフメソッドを受けた大きな収穫でした。セッション1~3が過ぎ、大きな変化が現れて来ました。そして、セッション4以降、自分が「前から後」・「外から内」・「表から裏」へ開かれて行き、沢山の自分を肯定し、気付き、発見させて頂きました。丁度、「炙り絵」の様に自分の中から自分の本質が浮き出てくる感じでした。また、大きな矛盾にも聞こえるのですが、「自意識を切る事で周囲のものと一体になり、より意識が広がり覚醒する」と言う事も経験し、これはかねがね私の学んでものに出来なかった「身体意識」や「重力意識」だと言う事にも気付きました。そして、8から9の機能的統合へ・・・「ここがロルフメソッドの本領発揮所!」とも聞いていたのですが、正にその様に感じました。
最終日・・・ふとお部屋を見ると見事な観葉植物が一つ・・・名前は知らないけれど、しっかと地に足を付け、天にそびえたもので、これは縁起がいいやと思いました。彼(観葉植物)の様にはいかないけれど、私は私なりにすっくと立つ事が出来ました。やっと「立てたなあ」・・・と言う想いでした。また、ある意味、これが「スタート」だと思いました。それは途方にくれる事でも、恥ずかしい事でもなく、このまましっかり歩めば良いんだと言う「安心」と「自信」に満ちたものでした。これから、かなり楽しく自分を生きて行けそうです。
ここに、ロルフ博士と先生に感謝致します。ありがとうございました。

体験談8. 岡山県津山市 34歳男性 大学院生

数年にわたって全身の凝りと、ひどい体力低下に悩まされていたところ、インターネット経由でストラクチュアル・インテグレーションの存在を知り、先生のところへ通わせていただくことになりました。毎回2時間、先生が完全につきっきりで、徹底的に体を調整し、動きや歩き方を調べ、さらに細かい調整を繰り返してゆくというメソッドは、非常に新鮮でした。こちらで体を動かす時も、先生の指示の仕方がとてもうまくて、インタラクティブに自分の体を開発していくことの面白さを、十分に味わうことができました。私の場合、特異体質的に体のつくりが硬いということで、標準の10回のセッションに加え、数回のエクストラをお願いしたのですが、セッションを重ねるごとに、明らかに各部の柔軟性が上がっていき、疲労の回復も早くなるのが分かりました。最初の数セッションの間には、いささか精神的なアップダウンが激しくなったこともありましたが、後半になるにつれて徐々に安定し、先生のおっしゃる 『 体験が濃くなる 』 状態を経験できたのは嬉しいことでした。このメソッドで体と対話するのは楽しい、と言えます。より深い感覚や高い柔軟性、安定性を求めて、今後また上級のコース等も受けてみたいと思っています。

体験談7. 大阪府東大阪市 44歳女性 染織家

今回またロルフメソッドを受けようと思ったのは、長年続いているひどい肩こりと腰痛の改善、それから胸のあたりになにかつまったような感覚があるのを開放したいというようなものからでした。初日に受けた印象は、とてもソフトで繊細だけれどもよく効いているという感じでした。お陰で私自身も感覚が繊細になり、自分の体の様子をよく観察することができました。前回のセッションが下地になっていると伝えられ、ロルフメソッドは継続し、積み重ねられるものなんだなと思いました。まず、足の付け根がくっついているのを自由にしてもらい、歩き方を教えて頂きました。骨盤から自由に足が動くイメージを持つことができました。

▼つづきを読む

それからいつも足がつっぱっていて、仙骨が前に出てしまう癖を指摘して頂き、仙骨を後ろに広げるような感じを持つよう教わりました。次の回までに教わったことを意識していると、自分がやっていた癖が解るようになりました。下半身が整って緩んでくると次の回までの間にぎゅっと肩がこる感じがありました。そのことを話すと、まだ首から上を緩めていないのでこりがそこに集中したとのことでした。体って素直で面白いなと思いました。実際に首や胸のあたりを緩めて頂いた回では、胸から上が無くなってしまったと思う程軽い感覚を体験しました。普段はそこがネックになり、痛みや重さを一番感じている部分だったので驚きました。自分の体のことなのですが、私は普段よく意識がとんでしまい、体から離れてしまうことが多かったので、自分の体に対して鈍く、肩こりや疲れも相当ひどくならないと解らないということがよくありました。足が地についている感じもあまりありませんでした。が、足の裏が親指からしっかり着いているという感覚も味わうようになりました。こうして自分の身体のことが解ってくると、初めの目的(肩こりや腰痛の改善、胸部の開放)はどうでもよくなっていき、それよりも自分の身体と近しくなる感覚がとても嬉しくなっていきました。また、痛みや歪みが生じるにはちゃんと理由がありましたし、日頃の自分のあり方にも関連していることにも気づいていきました。胸のあたり、特に右側の鎖骨の周辺に触れて頂いた時には、悲しみの感情にも出合いました。“何か今の自分ではだめというようなことを感じておられますか?” と訊かれるとすごく思い当たることがありました。私の中にいつも今の自分では不十分だという気持ちがありました。だから、いつもなにをするにも必要以上に力がはいってしまったり、頑張りすぎる傾向があります。こんな風に思っていることは、不自由でしんどいことだなと思いました。この思いを話していくと、それが自分の間違った思い込みであることも認識できるようになりました。また、自分が自分自身に抱いているイメージが事実とは違うことも指摘していただくと、だんだん今の自分が受け入れられる気もしてきました。また、痛みがあるところや歪みがあるところは嫌な部分で取り除いてしまいたいと思っていましたが、自分の有り方のせいで一杯痛めてきたんだな、よく頑張ってきてくれたな、と感謝の気持ちに変わっていきました。最終回では、自分の頭と足の裏を結ぶ線上に、地球の中心と宇宙を結ぶ柱があり、そしてその真ん中に自分の身体が自分の大切な、かけがえのないものとして存在していること、そして、いつも自分はそこに帰ってくることができる、というようなことを伝えて頂きました。自分の身体が誇らしい、尊いもののように思えました。このセッションを通じて自分の身体と向き合ったとき、とても懐かしい、安らいだ場所にいるという気持ちを味わうことができました。とても素晴らしい体験でした。

▲おりたたむ

体験談6. 大阪府泉南郡 50歳男性 障害者施設職員

ちょうど三年前、私はめまいと極端な食欲不振におそわれ、急激な体重の減少から全く仕事が手につかない毎日でした。CT、MRI、血液検査、眼科、耳鼻科、心療内科と多くの病院での受診、あらゆる治療を試みたのですが、結果は少し血圧が高く、自律神経のバランスが崩れているというだけで、それ以外の目立った疾患はないとのことでした。この診断結果に納得いかず、死ぬまでこの苦しみとつきあっていかなくてはならないのかと思っていたところ、家族が雑誌で紹介されていたロルフィングという施術があることを知り、わらをもすがる思いでお願いすることにしたのでした。
最初は半信半疑で受けていたのですが、一回二回と重ねていくうち、少しずつ体調の変化が見られ、それまでとは想像もつかないほどに回復しびっくりしているうちに、また次のセッションを受けるという状態でした。先生の初見は頭部と胴体がくっついてしまっており、身体に過度の緊張があるということでした。今まで自分の体型をそれほど注意したこともなかった私ですが、そういわれてみると学生時代にしていたウェイトリフティングの影響もあってか、納得することが多々ありました。また歩く時に外側へ力が抜けていると指摘され、直していただいたことも、改めて歩き方を見つめなおすことができました。第7セッションを終えた頃には、頭痛もほとんどなくなり、めまいも消え、食欲も出てきました。なにより寝つきが悪く十分に睡眠がとれていなかったことが少しずつよくなって、眠れるようになってきたのです。これまでの生活習慣からか、以前の癖にふと気づく自分があります。しかし、もう前のようなひどい状態に戻るようなことは無いと言われ、強い安心感を与えていただいた先生には本当に感謝しています。10セッションで終了してしまうのはまだまだ物足りないような気持ちですが、取り合えず今、自分についた力で注意し、またどうしても戻れなくなったときにはお伺いして助けていただきたいと思っています。末永く、お願いしたいと思います。ありがとうございました。

体験談5. 大阪市西区 22歳女性 会社員

セッションはすごくリラックスして受けることができました。
私の日常生活のペースとはまた違う時間の流れで、すごくゆっくりした雰囲気だったので、最初3回目ぐらいまで若干の違和感というか、ギコチナイ感じがしていたのですが、慣れてくると心地よくて楽しかったです。とくに中盤あたりから、うつらうつらすることも多くなってしまいました。セッションの過程は全体的に静かで穏やかなものでした。「変化する」 と聞くと、抵抗感があったりだとか、或いは、こことここが変わった ! とはっきりとわかるものなのかな~と思っていたのですが、想像していたよりずっと受け入れやすく自然でした。

▼つづきを読む

回数を重ねるごとに内側から溶け出す感じで、特に最後の3,4回ぐらいは、体にすぐ馴染んでしまって、変化する前の感覚をどんどんサックリ忘れていくので、体は楽になっているけれど、どこが変わったのかわからないというか、「私、初めからこんな感じじゃなかったっけ?」 ぐらいの勢 いでいました(笑)。でも、やはり波はあるもので、私はうつ伏せになって受けるセッションが苦手で、だいぶへこたれました。負の凝縮というか、あんまりよろしくないものがいっぱい詰まっていたようで、それが流れだすまでイライラしたり、落ち込んだり、人恋しくなったかと思ったら一人になりたいと思ったりと、短期間でいろんな気持ちを味わいすぎてパニック状態で、思い出すと恥ずかしいのであまり振り返りたくないです(笑)。うつ伏せ以外は、繰り返しになりますが、滞りなく流れました。体が自然と順応していき、それに感覚(感情)が追従していくので無理なく進んだのかな? と解釈してます。あと、「悪名高い」 第7セッションですけど、個人的には好きでした。特に口内は素晴らしくよかったです。あと3回ぐらいしてもらいたい感じですね。終了後、口元が軽くなったというか、柔らかくなったというか、にくったらしいことをを言ってしまっては反省することが多かったのですが、だいぶん可愛げのないことを言う回数は減った(と思います。たぶん)。この調子で、素直になっていこうともくろんでるのですが、それはまあ、これからってところで、張り切ります。鼻は… 面白かったです…… まあ、あの、多くは語らずってな塩梅です(笑)。
内面的なこととしましては、「体験が濃くなる」 とか 「視野が広くなる」 という言葉の意味がだんだん理解できはじめました。今まで気付けずにいたり、見過ごしてしまっていた人の好意だとか、優しさが少しずつわかりかけてます。しかして、与えてもらってることをそのまま上手に受け止めるってことは実はなかなか難しいことだなぁ… と今更にして痛感しました。今までは、結構自分の気分次第で相手の好意を歪めてとってしまったりしていたので、そういうのをやめて素直に感謝してこうと思います。また、与えてもらうばかりではなくて、私からも発信できるようになって行きたいです。有言実行目指します(笑)。
まとめとしまして、受けたときだけではなくて、日常生活にも変化が溶けて込んでいくのが素晴らしいなと思います。全般的にエネルギーが溢れ出しているのを感じます。いい意味で無理しなくなってるし、気持ちを素直に言えるようになっていくだろうとも思います。まだ、ちょっと馴染まない部分も残っていて、時折イライラしてしまったりしますが、だんだん落ち着いていくだろうと期待してますっ !!
最後になりましたが、毎回、迅速な対応ありがとうございました。
また機会があれば是非受けたいです。年一回定期健診みたいに。そのときはよろしくお願いします。お世話になりました。本当にありがとうございましたっっっ !!!

▲おりたたむ

体験談4. 京都市東山区 42歳男性 会社員

10回のセッションありがとうございました。以下に感じたことを書かせていただきます。
私がこのセッションを受けようと思ったのは、右足の痛み(足底腱膜炎)をここ数年間患っていたので、それを解消したかったからです。
『 この10セッションで、ある地点まで連れて行ってあげたい。』 と、最初に言われたのを思い出して、今ようやくその意味が納得できました。
10回を通じて、体の各部分を少しずつ調整してもらいましたが、各回でいろいろ変化したように感じます。最初、表層を扱う1~3回のセッションではそうも感じなかったのですが、4~6回の深層に入るにつれて様々なことが分かりました。痛みのある右足の方にエネルギーの流れが極端に悪いこと、それに伴って体の歪みが個々にあること、など。また、自分が体に対して持っているイメージと実際の体はかなり違うものであると気づかされました。自分としては姿勢はまっすぐなつもりであるところが、実際には背中は曲がり、みぞおちは凹んで、下腹が出ている、足の裏に正しく重心がかかっていない。このことは、毎回写真を撮ってくださるので参考になりました。毎回終わったあと、足の痛みが良くなったかなと確認しながら帰っていました。まだ痛みは残りますが、ロルフメソッドで改善されたことは逆戻りしないことと、少し悪くなったように思えても元の戻すのが容易である点が大きいと思います。私は、10代20代の頃の様に寝て起きれば疲労回復しているというその感覚を体が思い起こしてくれている感じがします。地球の重力にさからわずに生きれば、一晩寝れば疲れなど回復してしまう体になれる、ということでしょうか。今後の課題は、10セッションの間もそうでしたが、私の場合、『 いかに無駄な動きをやりやめ、地球の重力に沿ってエネルギーの通る場所に常に戻って生活するか 』 ということでしょうか。ロルフメソッドの様な体の深層のケアということになると、信頼関係が大事と感じていました。毎回真摯にセッションをして頂いた○○さんに感謝します。

体験談3. 奈良県生駒市 43歳女性 太極拳教師

ロルフメソッドを受けようと思いましたのは、自分の身体のバランスを取り戻したいのと、今まで、別に不自由はなく健康であると自負していたのですが、体感覚を拡げたいと思ったからです。実際受けてみると、第1回目から、非常にスムーズに足首まわりが楽になった事に驚き、受けるたびにその部分の感覚が広く自由になった事がわかります。今でも、とっても呼吸が楽になり、肺が広がっていくのがうれしいです。やはり直接的確なので効果が実感できました。合理的なんでしょうか ・・・?そして何よりも、ワークして下さるタッチが、男性ながらとても soft で品のある所にも安心致します。
あっというまの3ヶ月間でしたが、毎回、新鮮な発見が驚きと共にみつかるので興味深いです。
ぜひ、もっと奥まで体験してみたく思います。また、継続的に受けさせていただきます。有難うざいました。

体験談2. 神戸市西区 49歳女性 主婦

私は49才の主婦です。このストラクチュアル・インテグレーションで変わったことを書かせていただきます。
心理的なこと
★ とにかく明るくなったこと。(これは非常に顕著で家族も認めるほどに1回目のセッションを受けた後からどんどん変わってきました。15年間うつ状態で苦しんできたのですが、それは催眠療法で治ってはいたのですが、このセッションを受けたことで、自分でもびっくりするほどに明るくなりました。)
★ 自分の感情を素直に表現できるようになったこと。
(喜怒哀楽をそのまま素直な気持ちで表現できるようになった。)
★ 考え方がとてもポジティブになった。
(15年間のうつ生活で、ポジティブな考えにしようと努力してもできなかったのに、常に前向きな考え方ができるようになった。)

▼つづきを読む

身体的なこと姿勢の改善はもちろんのことです。
★ 腰痛の改善
(そもそもこのセッションを受けようと思ったのは、ひどい腰痛があったからです。今までに2回もぎっくり腰を経験しており、また日々の生活でいろいろな動きでも常に痛さを感じていました。現在はほとんど痛みを感じず生活できています。)
★ 冷え性の改善
(ここ数年は寝るときに電気毛布と電気あんかの両方を最強にしてもすぐ寝付くことができないほどにひどい冷え性だったが現在は布団に入るとすぐに足が暖かくなり眠れるようになった。)
★ 顔のシミが薄くなった
(この年になると顔のシミは気になるもので、プチ整形でもしなければと思うほどだったが、だいぶ薄くなってきた。そして新陳代謝がかなり向上したようで、今までかなりしっとりめの化粧水をつけなければしっとりしなかった肌が、今では普通のものでもしっとりするようになった。手足のかさかさはハンドクリームをつけるのを忘れるほどに改善した。)
★ なんといってもこれが一番  ダイエット
(まさかやせるとは思ってもいませんでした。49才という年齢でわかるように、いわゆる中年太りで悩んでいました。昨年の10月半ばからの10回のセッションで、現在に至るまでに4キロやせました。ただ生きているだけでやせました。長い間うつ状態に苦しんできて、もう自分に運動などを強制するのはやめようと思っていたので、ただの専業主婦として生活しているだけでやせました。)
以上が私がこのセッションで体験したことです。
昨年までの15年間のうつの苦しみが嘘のように、今では毎日の生活を楽しんでいます。今まであきらめていた服もだんだん着れるようになりました。
自分のこの体験が素晴らしいものだったので、今は重度の心身障害者である息子もこのセッションを受けています。自分を表現することの難しい息子がどこまで変化するのかを今は楽しみにしています。このセッションは受けた直後よりその後の変化の方が大きいということなので、親子共々、その変化を楽しみにしています。
〔文字拡大・太字部分も本人による〕

▲おりたたむ

体験談 1. 大阪府和泉市 29歳女性 販売員 (10セッションレポート)

第1セッション 2月17日(火) くもり

私は自分の身体についていくつかの悩みを抱えていました。日に日に崩れてゆくように感じるボディーライン、そして年齢の割に疲れてしまいやすい身体・・・、特に足や腰。 “今からこんな状態で、年老いたら一体どうなってしまうんだろう? 歩くことすら困難になったりはしないだろうか?” そんな不安さえ浮かび始めていました。
“なんとかコレを解決するための良い方法がないかしら?” と思案し、探し続けていくうちにストラクチュアル・インテグレーションというものにたどり着きました。第1セッション当日、あいにく朝から曇天模様でしたが、それとは裏腹に私のこころはこれから始まろうとしている肉体改造計画への期待でワクワクしっぱなしでした。まず椅子に腰掛けるよう言われ、問診表のようなものに記入を済ませると、2、3の質問(インタビュー)を受けました。

▼つづきを読む

『 何か今までに大きな事故やケガ、病気などを経験したことはありますか?』私は19才の頃に原因不明の高熱と拒食症があって、それ以後身体も心も疲れを感じやすくなったことと、21才の頃にギックリ腰をしてからのち、腰痛が持病のようになっていることを伝えました。つぎに、『 あなたがストラクチュアル・インテグレーションに望むことは何ですか?』 という問いかけがありました。私は、できれば若い頃のように美しいボディーラインを取り戻したいこと、年老いても元気で健康に過ごせるための基礎のようなものを手に入れたいと望んでいることを伝えました。15分程のインタビューが終わると、ボディーリーディングというものが始まりました。私の身体がどんな特徴をもっているかを観察して、これからのセッションの方針と流れを大まかに決めていくのだそうです。その中に、左右交互の足で立つという動作があったのですが、私は左足を軸にした場合うまく立っていることができず、ここで自分の身体の左右のバランスの違いにあらためて気づかされることになりました。その後には写真の撮影がありました。セッション前と各セッション後に撮影し、変化を記録していくのだそうです。
第1セッションは、まず胸部への働きかけから始まりました。タッチはそれまで受けたことのあるマッサージなどのように揉んだりほぐしたりするのではなく、ある部分に手をグーッと沈み込ませ、固まってしまっている部分が緩んでなじんでゆくのをジーッと待ってくれている、というような感覚でした。例えて言うなら、“冷えた四角いバターのかたまりがオーブンの余熱でジワ~ッと溶けていくような感じ” でしょうか?セッションは胸部から背面へと進みました。私の場合、左半身によりバランスの崩れがあるようでした。背面が済むと、ふとももの裏の部分へと移りましたが、ここへきて初めて少し痛みがあり、自分の身体が○○さんの手に対して抵抗しているのを感じました。左ももの側面にワークを受けているときでした、○○さんが、『層がくっついてしまって1枚になっていて、動きが無いような感じになっていますね。』 というような事をおっしゃいました。実は以前から左下半身が重たく冷たいと感じていた私にとっては、目からウロコの衝撃的な一言でした。 と同時に、“ コレが解消されたら足腰のつらい重さや、冷え性まで治るんじゃないか?” という期待が生まれました。そして、首のワークへと進み、なんとなくボーッとしてきたときに、急に頭の中にあるビジョンが浮かんで来ました。 【色とりどりの風船のような大きな球が無数に、青い空と青い海の水平線に向かって流れていく・・・ 】 という、とても不思議で気持ちの良いビジョンでした。このことを○○さんに伝えてみると、『 それはとても良いイメージですね。第1セッションの目指してる目的が、まさにそういうことなのだと思います。』 と答えられました。その言葉がどんな意味を持つのかあまりよく理解はできませんでしたが、なんだか自分を肯定されたような気がしました。
静かに流れる時間のなかで90分に及ぶ第1セッションは終了してしまいました。再び左右交互の足で立ってみると、どちらの足でも結構うまくバランスをとることができるようになっていたのには少し驚きでした。○○さんに、『 呼吸に何か変化は感じますか?』 とたずねられたので、深呼吸をしてみると、“ あれ?深呼吸ってこんなにいっぱい吸えたっけ?” と思うほど、大きな深呼吸ができるようになっていて、それにもまたビックリでした。
最後に、セッション後の写真撮影をしてから次のセッションの予約を済ませて Rolf Line を後にしました。来た道を戻る途中、何かが違っていることに気づきました。身体も頭もスッキリして歩く足取りもリズミカルになったのですが、それとは別になんだか景色が違って見えるように感じるのです。鏡の中の世界に入ってしまっているみたいな・・・。 “実際には同じ景色なんだけど、視界が広くなったような・・・” それが第1セッションで感じた私の大きな変化でした。第2セッションが楽しみです。

第2セッション 2月24日(火) 第6セッション 4月9日(金)
第3セッション 3月5日(金) 第7セッション 4月20日(火)
第4セッション 3月16日(火) 第8セッション 5月14日(金)
第5セッション 3月23日(火) 第9セッション 10月26日(火)
第10セッション 1月6日(木)

▲おりたたむ

第2セッション 2月24日(火) 晴れ

第2セッションはおもに足の調整でした。『 足に対して何か日頃感じていることはありますか?』 との問いかけに、『 普段から少し疲れるとスグに膝から下がむくんで痛みを感じ易いこともありますし、朝起きたらかかとが痛くて歩けない時があったり、毎月の月経時には左臀部から左もも側面にかけての重い鈍痛に悩まされて困っています。それに・・・etc. 』 と、あらためて言葉にしてみると言い尽くせないほど、自分の足にたくさんの問題を感じていることに気づき、驚いてしまいました。
そして、セッションが始まりました。まずは右足から。足首、すね、膝、太ももへと進み、右足が終わり、いったんテーブルから降りて歩いてみることになりました。歩きながら私は思わず笑ってしまいました。 “ なんて左右の歩き方、足の運び方に違いがあるの?” と。右足はキレイに伸び、スムーズに動くのに対し、まだワークを受けていない左足は、何だか重くてフラフラしている。それから、左足のワークへと移ってゆきました。今回のセッションで、私は終始イライラにも似たムズムズ感を感じていました。なんとか両足のワークを乗り越え、首と背中の調整が始まりました。もう足には触れていないのに、両足の中にモゾモゾと静かに動いているような感覚を憶えました。『 施術者の手を離れた後にも、あなた自身の身体の内側で、変化は起こり続けるのですよ。』 と言っておられた意味が、このとき少し分かったような気がしました。

第3セッション 3月5日(金) 晴れ

第3セッションでは、おもに身体の両サイドへの働きかけを受けました。今回は月経前であまり体調がすぐれなかったのですが、セッション中は特に痛みや不快感を感じることも無く、やわらかい木漏れ日の下でうたた寝しているような、すごくリラックスした状態で時間が過ぎてゆきました。セッション後には10セッションシリーズの各セッションが持つ役割の説明があり、今回受けた第3セッションまでで、おもに身体の表面の筋膜の調整が終了したということがわかりました。最近、身体の左側に痛みや痺れがあることに違和感を感じるようになっているのですが、それは前よりひどくなったというのではなく、“自分の身体に生じている感覚に、より敏感になってきている” からなのだと思います。次の第4セッションからは、これまでよりも深い部分へのアプローチに入ってゆくということなので、多少の不安もありますが、少しずつ変化してゆく自分の身体と心が、残りのセッションでどうなっていくのか期待しています。

第4セッション 3月16日(火) 晴れ

この第4セッションで私は、生まれて初めてとも言えるほどの興味深い体験をすることになりました。今回は主に足首、両足の内側面、股関節、骨盤などへの調整を受け、その間何度も足全体の深い部分からムズムズとうずくような、我慢できずに逃げ出したいんだけど、でも受け入れたいような妙な感覚がやってきたのです。ワークはまるで粘土をこねて精巧なオブジェを作り出すかのように、丁寧に慎重に進められてゆきました。それを受けながら、私は “いいんだよ、そんなに力まなくたっていいんだよ。そんなに頑張って肩肘はって生きなくてもいいんだよ。” と自分の深い部分から語りかけられているように感じ、気がつくと、目から涙が静かにとめどなく流れていました。また、今回のセッションでは、アプローチと共に指示に沿って自分で足首や膝などを少しずつゆっくり動かすという工程があり、その中でも、骨盤の底のあたりへの調整を受けたときに、尾骨を前方に向かってゆっくりと丸めてゆくという動作があったのですが、その動作をすることに自分でもよく分からないほどの葛藤があり、押入れに逃げ込んで何かを恐れているような感覚に襲われ、調整に対して身体が無意識に抵抗してるのが自分でもよくわかりました。しかし調整が進んでゆくにつれ、その感覚が徐々に和らいでゆき、同時に身体の緊張も解けはじめ、長い間かけて自分の身体にまとってしまっていた分厚い歪んだプロテクターがゆっくりと剥がされてゆくのが実感できました。
前回のセッションが私にとって 【静】 であるとすれば、今回のセッションはまさに 【動】 であると言えるほど衝撃的なものであったし、物心ついてから今日まで固執し続けていた自分の狭い人生観やさまざまなトラウマから解放され、まるで29年間こもり続けた洞窟から手を引かれ外に導かれたような大きなショックと感動がありました。
実はそれから数日経った今もなお、身体の変化が続いており、まず両足の内部がときおり深い部分でもぞもぞと動いて形を変えていっているような感覚があります。また、歩いているときや立っているときなのですが、今までは割と足の外側に力がかかっていた感じだったのが、現在は骨盤の真ん中あたりから両足の中心を通リ抜けて、足の裏全体で身体を支えているような感覚に変わっているのです!これは非常におもしろい感覚なので、次のセッションまでの間この変化を味わい楽しみたいと思っています。

第5セッション 3月23日(火) 晴れ

前回からの、重力が骨盤から両足の中心を抜けて足の裏全体に伝わってゆく感覚を持ったまま、今回のセッションがやってきました。ボディーリーディングの後、第4セッション後の写真を示しながら、『骨盤と地面とのつながりがだいぶ良くなっていますね。でも骨盤から上へはまだうまくつながって行かないので、これからそちらをつくっていきましょう。』 と言われました。“言われてみればそんな感じもするかな?” と写真を見ながら、私はある事実に気づいてしまいました。セッションが進むごとに徐々に肌が白くなっているように見えるのです。そのことについて尋ねてみると、「肌の変化は誰にでも起こりうることで、体重も減る傾向があります」とのことでした。(私も実は今で2キロほど落ちています・・・)
第5セッションでは、あおむけでまず胸(肋骨とか肩甲骨まわり)の調整を受けました。これは本当に鳥肌が立つほどの気持ちよさで、以前からそこにとどまり続けていた鉄のプレートのような塊がゆっくりと溶けてゆくような感覚がありました。次に、『これからお腹の方に下りていきますね。』 と言われ、“え?お腹?くすぐったくないのかな?” と心配になりましたが、笑ってしまうような感覚は一切やってこず、なんとも例えにくいのですが、それは実際に内臓を触られているような今まで味わったことのない妙な感じでした。(お通じがよくなりそうです。) その後、少し腕の調整を受けてから一端テーブルから降りて歩いてみると、いつも肩と腕に入ってた力が抜け、心なしか女性らしく歩けているように思えました。また呼吸をしてみると、セッション前にはあまり吸い込むことのできなかった右のお腹にもたくさん息が入るようになっていました。というか、左より多く入るように感じてびっくりしました。最後にベンチワークという、椅子に座って受けるワークをうけて第5セッションは終了しました。

第6セッション 4月9日(金) 晴れ

今日の私のコンディションは最悪でした。まず重い月経痛に悩まされ、それが落ち着いた頃にひどい細菌性腸炎に見舞われて一週間かかって回復したのですが、病のストレスとして身体のあらゆる組織がこわばってしまい、肩こり・腰痛・筋肉痛などに悩まされた状態のまま今回のセッションに臨むことになってしまいました。そして前回のセッションから2週間以上も経ってしまったせいもあってか、今までのセッションで築いた軌道を身体が忘れかけているような気がしてなりませんでした。施術者の方も、私があまり詳しく話さずとも様子を見ればなんらかのアクシデントがあったことを感じ取ったようで、いつものように少し【歩き】を見てすぐにセッションを始められました。
第6セッションは、ほとんどがうつぶせのままで進められてゆきました。ふくらはぎ→膝裏→腿の裏→尾骨の周辺→お尻の筋肉→背腰→背→肩甲骨と、身体の後面の滞りを一部分一部分、非常に丁寧に残すところなくほどいてゆかれる感じでした。セッションが進むにつれ呼吸の深さがどんどん変化してゆきました。吸い込んだ息が背中いっぱいに広がっていき、さらに息を吸い込むと、深く深く尾骨の奥の方まで届くようになっているのがわかりました。
セッションの途中には少し不思議でおもしろい感覚もありました。例えば、ふくらはぎにワークを受けているのに足の付け根がピリっとなったり、背中にワークを受けてるのに鼻の奥がムズムズしたり。筋膜は体中でつながっているという話は○○さんから聞いてはいましたが、そのことを感覚を通して実感できた瞬間でした。第6セッションが終わったとき、背面の痛みやコリはほぼ無くなっていました。そのうちに治るだろうとは思っていたのですが、まさかこんなにスグに辛い後遺症から解放されるとは思っていなかったので、ちょっとびっくりしました。そして、ストラクチュアル・インテグレーションがもたらしてくれる影響に改めて感謝しました。

第7セッション 4月20日(火) くもり

今回のセッションは、“ショックポイント” と呼ばれる回の一つで、10セッションの行程の中でも非常に重要な場面 だと聞いていたのですが、仕事の疲れと寝不足が溜まっていたせいか、セッションが始まってまもなく、どうにもしようがない睡魔に襲われてしまい、意識を失いかけては起きるということを繰り返していました。『 起きていようとすることにあまりにも執着しすぎると、身体にワークが浸透しにくくなることもあります。』 という助言もあり、自分の身体が欲する要求に素直に従うことを決めた私は、前半の殆どを半睡眠状態で受けることになってしまいました。
数十分後には眠気も去り、完全にスッキリとしてきた頃に、口の中への働きかけが始まりました。そのワークの印象は非常に深く、普段の生活からは絶対に考えられないシチュエーションだっ たので、私は明らかに動揺を隠せませんでした。しかし、実際のタッチはたいへん注意深く丁寧で慎重なものでした。感覚としては何かへばりついたものをミシミシと剥がされていくような感覚で、多少痛みも伴いましたが、無理なく受け入れられる程度のもので心地よく感じられました。口の中のワークが終了し、顔のワークが終了した直後、口元が自然に笑った形になっているのが可笑しくて、本当に笑ってしまいました。(もともとは口角が下がっていたのでしょう。)その次に鼻腔への働きかけが始まりました。実は前日から、“鼻の穴 が広がってしまうんじゃないか?”とか“痛すぎたら怖いなぁ。”などと不安を抱いていたのですが、これも想像していたよりスムーズに過ぎてゆきました。
第7セッションの全てが終了し、テーブルから立ち上がったとき、しばらく目の焦点が合わなかったのですが、これも次の変化へ向けての調整の過程だと考えて、少し様子を見ることにしました。案の定、半日くらいすると目の焦点も安定し、同時に感情も安定して、心なしか以前より自分が穏やかになった気がして、表情も柔軟に変化しやすくなったように思いました。顔や口の中なんて普段は気にも留めなかったものですが、このワークに出会って初めて、こんなにも感情を表したり、逆に感情を内側に閉じ込めたりすることに関わっているものなんだなと気づかされました。

第8セッション 5月14日(金) 晴れ

第7セッションを受け終えてから、心身ともに非常に安定した状態を保ち続けたまま今日を迎えました。第8セッションからは、これまでに(第1~第7までに)順番に調整してきたものをまとめるための作業にはいるということです。私の場合は、まず身体の下半分に微調整を受けることになりました。これまでに念入りにワークを受けてきたにも関わらず、いまだに左足は垂直なラインに沿ってうまく力を伝達することができないままで居りました。(いかに左足のひずみが強いかという事実に自分でも気づかされました。)
最近、少しづつ自分の周りで変化が現れ始めています。例えば、職場では、同僚や上司達から、『 なんか最近、急に女性らしくなったね! 新しくいい人でも出来たの?』 とか、『 ちょっと痩せたよね?服装もなんか変わったし、いい感じやん。』 などと、嬉しい語りかけが増えはじめ、自分でも同様の変化を感じています。また、あれほど肩に入ってた力が今ではまったく消えていて、いつも身体がリラックスしてるように実感していますし、身体が軽くなったせいか、普段は後回しにしていたようなことでも、現在は先に済ませてしまうことの方が多くなっているように思います。それから、心理的な変化としては、感情の起伏が割と安定してきているし、以前に比べて、細かいことが気にならなくなってきました。セッションも残すところあと2回、最終ゴールでどうなるか、私の期待はさらに深まる一方です。

第9セッション 10月26日(火) くもり

≪一身上の都合により長期間お休みいたしました。≫
前回の第8セッションから、1ヶ月ほど過ぎた頃から、背中の半分より上の部分、特に肩甲骨のまわりや首のうしろ、後頭部の付け根などに違和感を覚え始め、最近ではそれが強いコリや疲れとなって私を苦しめ始めていました。第9セッションはまさにその部分をあつかう回なのだと聞いたときには、“身体とはなんと正直なものなのだろう ・・・” と感心させられました。
肩甲骨のまわりに分厚く頑固に張り付いていたガムの塊のようなものは、セッションが進んでゆくにつれてまるで化学反応でも起こしたかのようにやわらかくなり、元のなめらかな筋肉に戻っていくようでした。以前ではこのようにワークのなかで起こる組織の変化をボヤ-ッとしか認識できずにいたのが、9回目を迎えてようやくよりクリアーに感じ取れるようになったようでした。
今回気づいた事として、私の場合は一定の期間を経るといつもおなじある特定の部分にコリや痛みを生じてしまうということがあり、そしてその原因は日々の生活のパターンの中にあり、どうしてもそうなる身体の使い方もしくは生き方を自分で選んでやってしまっているということがありました。
そして今までは、身体の歪みやコリや痛みなどは医者やプラクティショナーが治すものだと思っていたのですが、じつはそうでなく、自分自身が日々の生活の中でもっている癖やパターンに気づき、それらを改善して行こうと自分の身体を意識向けて見つめていくことが最も大切で、そのうえで信頼できるプラクティショナーと共にワークに取り組むことができて初めて、身体はひらき始め、そしてそこからストラクチュアル・インテグレーションが目指すゴールに向かうためのプロセスが始まるのではないかと思うようになってきました。あとは第10セッションを残すのみですが、どれだけ自分自身と向きあってゆけるかで最後の完成度が違ってくるような気がしています。

第10セッション 1月6日(木) くもり

この最後のセッションでは、終始今までに無かったほどのリラックスした感覚のなかで時間が過ぎてゆくという感じでした。全10回のセッションが終わって、今、私が感じている変化を箇条書きにしてみました。
・身体に疲労を感じることがほとんど無くなった。(感じても長く続かない。)
・何をしているときでも身体がくつろいでいられる感じがする。(息を止めないでいろんなことができる。)
・職場の人間関係などで精神的に周囲の影響を受けにくくなった。
・物事を前向きに考えられるようになった。
・体重が3キロ減ったのに、身長は1.7センチ伸びた。この年齢(30歳)でまだ背が伸びるなんて驚きでした!
・肌が明らかに白くなった。
・以前はすっきりしない姿勢のせいで似合わなかった服装が似合うようになった。いろんなことにチャレンジする勇気がもてた。
他にも、細かい変化はあげればキリが無いほどですが、とにかくこのワークに出会ったことで、そして、最高に相性の良い施術者にめぐり逢えたことで、私の人生は間違いなくプラスの方向に向かい始めたようです。もう今までのような守りの態勢にはサヨナラして、これから先は自分の持つ可能性にもっともっと目を向け、耳を傾けて、新たに起こってくる変化を受け入れ、楽しみながら人生を進んでいくつもりです。ストラクチュアル・インテグレーションはこれからも私にとってかけがえのないパートナーで在りつづけるでしょう。
本当にありがとうございました。

たとえ、どんなに世の中が変化しても、どんなに科学やものの見方が移り変わっていったとしても、

私たちプラクティショナーの手が人間 に対してできること、そして、

ストラクチュラル・インテグレーションによる経験は、変わることがないでしょう。

ピーター・メルキュア

Return Top